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ネット社会の功罪

 ネットがここまで身近な存在ではなかった時代。

 今では、何か情報を得たい場合、ネットで検索できなかったので、それこそ、新聞や、テレビ、週刊誌に口コミなどで情報を収集していた。要するに、自分自身で情報をかき集めていた。

 ネットと比べて、間口が狭いからこそ、ピンポイントで情報が集まってくる。こういった具合に、まずは、自ら行動をおこして情報を集めたものである。今でこそ、Amazonで色々なものを買えるけど、昔は、それこそ、百貨店やデパートに買い物に行ったものだ。

 今から、振り返ると色々と不便なことが多かった。確かに不便だったけれども、自ら行動を起こすことによって、週末だけではなく、日々の生活の中で行動範囲が広くなったのである。

 自宅に引きこもることが少なかったのは事実である。ネットが普及することによって、今ならば、情報を収集したいのならば、ネットで関連する言葉を入力することで、簡単に情報が得られる。

 買い物などは、楽天市場やAmazonなどで、ボタン一つで操作をすることによって、大抵のものはそろう。本当に便利な世の中になったものだ。逆に、便利すぎる世の中になったことにより、現実世界では人と人との触れ合いが希薄になっているのも事実である。

 そして、昔では考えられなかったのは、現実世界で友達が少なく、SNSなどで、少し、日常とは違った空間で友達になれるといった、逆転現象が起きている。昔もいじめはあった。しかし、今は、子供でもスマホや携帯を持っている時代。それだからこそ、最近のいじめは、昔よりもはるかに陰湿である。

 そして、それが起因して、引きこもりが起こる。現実世界では、いじめの標的になっていたのが、ネットの世界では、支配をしたいという欲求が沸き上がり、それこそ、過激な表現で、ネット社会で注目を浴びるといったことが起きているのも事実である。

 昔に比べると、今の時代は、ネットが普及することにより、よりよい世界になったのもある。一方で、ネット社会の中に入り込みすぎて、周囲が見られなくなったり、自分の発言に対して責任を持たずに、毒だけを吐いているものもいる。これが、ネット社会の功罪であると言えよう。

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